会長あいさつ
岐阜県小学校社会科研究部会の会長を拝命いたしました羽島市立竹鼻小学校の山田でございます。
みなさまのご助力ご協力をいただきながら、精一杯努力して参りますのでよろしくお願いいたします。
昨年度(令和4年度)は、ハイブリッド型として実施いたしました県大会飛騨地区大会の開催・成功、岐阜県小学校社会科研究部会として新しくホームページを立ち上げるなどの多くの成果をあげることができました。こうした成果を踏まえての5年度の出発となります。
さて、今般の状況といたしましては、新型コロナウイルス感染症の対策が個人選択の尊重に変更したことがあり、各地域で地域行事の復活が行われていると思います。私の小学校区でも地域の伝統行事である竹鼻祭りが4年ぶりの開催となり、時代絵巻と称される山車の曳行がありました。市より12万5千人の人出があったと発表がありました。社会科の学習につなげれば、コロナ禍で祭りの継続が難しくなったのに、どうして地域の祭りを続けていこうとするのか、という伝統文化にかかわる人々の願いや努力の意味追究ができそうだと感じたところです。
また、広島サミットに先駆けてG7教育大臣の会合が行われ、5月14日に「富山・金沢宣言」採択されました。
・コロナ禍やウクライナ情勢を踏まえ、すべての人が質の高い教育を受けられるように。
・対話ソフトの「ChatGPT」等の「生成AI」などの好機と課題。
・コロナ禍を契機として進展したリアルとデジタルの融合による教育促進
などの内容でした。
今後、こうした内容を踏まえ、社会科学習が進んでいくと思いますが、生成AIを使い、考えづくりや自由研究への挑戦をする児童への対応をどうするのかということも間近に狭ってきていると感じております。
このように社会状況、学習環境が変化していくなかで、われわれ社会科研究部会は今年度も「よりよい社会の実現を目指す子が育つ社会科学習~子どもが社会とつながる授業を通して~」という研究主題をかかげます。
楽しい授業、社会的事象の意味追究が充実する、考えることが楽しい授業、学んだことを踏まえ社会参画をする授業などを目指していきたいと思います。
研究推進にあたり、今年度から3年間可茂地区を中心として本研究を推進します。授業会場校を予定している帷子小学校の皆様を始め、可茂地区の先生方にはたいへんお世話になりますが、子どもの姿を通して実践研究を深めてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
また、今年度はホームページの充実・改善をさらに図り、社会科教師や社会科授業の効率のよい情報共有・配信の場となればよいと考えております。
令和5年度の岐阜県小学校社会科研究部会は、岐阜県で総勢806名の会員となります。社会科教師1人1人が、質の高い授業に挑戦する風土・文化を生み出すために皆様の英知を結集したいと思いますのでお力を貸してください。
お願いを申し上げ、あいさつとさせていただきます。
令和5年5月